カテゴリー別アーカイブ: 古楽よもやま話

アンサンブル・オルガヌム

NHK FM「古楽の楽しみ」リスナーの皆様、今週の放送も聴かれましたか?(^^)
今週のテーマは「フランス各地のクリスマスとお正月の音楽」でしたね。
関根敏子さんのご案内と選曲で、クリスマスに関連する、味わい深い作品の数々を聴かせてくださいましたが、フランスそしてヨーロッパにおいて「クリスマス」という行事が如何に重要なものであるかを、聞こえてきた音楽の端々から、あらためて垣間見たような気がしております。

今週の放送の中で、「アンサンブル・オルガヌム」の演奏音源がオンエアされていました。
筆者の好きな演奏家・演奏団体なので、朝の冷たい空気の中に我が身が溶け入るかのような思いで聴き入ってしまいました。

朝の通勤電車の片隅で、ポータブルプレイヤーにつないだイヤホンから、アンサンブル・オルガヌムの合唱を聴いている間、私の心はパリの何処かの聖堂に飛んでおりました…(^^)

というわけで!
筆者イチオシのアーティスト、アンサンブル・オルガヌムの音源を、愛用・愛聴のナクソス・ミュージック・ライブラリーからご紹介。
試聴が可能ですので、よろしかったらちょっと聴いてみてくださいませ(^^)/

・シトー修道会の聖歌 – 12世紀のモノディー(アンサンブル・オルガヌム/ペレス)
http://ml.naxos.jp/album/HMX2901392

・ノートルダム楽派のクリスマスのミサ(アンサンブル・オルガヌム/ペレス)
http://ml.naxos.jp/album/HMA1951148

・グレゴリオ聖歌前史 – 古ローマ聖歌とビザンツ聖歌の出会い(アンサンブル・オルガヌム/ペレス) 
http://ml.naxos.jp/album/HMA1951218

◆アンサンブル・オルガヌム (Ensemble Organum) –
アンサンブル – アーティスト – NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー
  http://ml.naxos.jp/artist/94306

皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。

(文責 古楽かふぇ じわ)

静かに再始動中です。

皆さま、お元気ですか?(^^)
しつこい風邪が流行っていますが、皆さまの鼻・喉・お腹は 大丈夫ですか?

師走を目前にして、世の中では日々色々な出来事が起こっていますね。
国内でも国外でも、どちらかといえば悲しい、辛いニュースが散見されます。
が、日々の暮らしの中で、音楽や芸術をそれぞれのスタイルで楽しみ、心の潤いと安らぎを得て 生きる力の中にそれらを織り込んでいきながら、先ずはひとりひとりが元気でいたいものです。

~~~~~~~~~
「冬のルネサンス大舞踏会」から、あと少しで一年が経とうとしています。

Kogakulianの 舞踏会企画運営メンバーとして、練習会の準備をしたり、衣装や靴のことを相談したり、ブログやTwitter、Facebookに投稿したり、ダンスバンドのリハーサルに立ち会ったりと、盛りだくさんの準備期間を過ごしたことが思い出されます。

目を閉じると、練習会や舞踏会当日の様々なシーンが目に浮かびます。
色とりどりの衣装、輪になり列になり くるりくるりと踊る様子、楽の音に耳を傾けながら寛いだひととき。
いずれも、ルネサンス・ダンスを踊りたい、知りたい、楽しみたいと集われた皆様の素敵な笑顔と共に、佳き思い出のアルバムの一ページを彩っています。
~~~~~~~~
「冬のルネサンス大舞踏会」終了後、Kogakulian運営メンバーたちは、各々が運営するユニットの活動に注力する日々を送りました。
新しい活動に取り組み始めたメンバーもいます。

それぞれの活動を推し進めていく原動力には、大舞踏会企画運営を通じて経験できたこと、試行錯誤や紆余曲折が有ったものの、無事にイベントを実行できたことによる”自信”も含まれているものと思います。
(もちろん、参加者、関係各位の多大なご協力があってのことでした)

そんな約一年の間の、充電期間のような待機期間のような時を経て、Kogakulianは静かに”再始動中”です。

筆者は、日本国内の古楽のフィールドを取り巻く環境が、この五年ほどで大きく変わったように思います。
そして、次なる変化・展開に向かう動きも時折見えているような感があります。
「動かそう・変えてみよう」としている方々がおられるのかもしれませんし、それを望む人々(=古楽リスナー、古楽ファン、古楽周辺の事に興味を寄せる層)の期待が、何かの形で見え隠れしているのかもしれません。
実に抽象的ではありますが、日本における古楽のフィールドにそういった変化の兆しを感じる中で、Kogakulianが古楽のフィールドでわずかでも果たせそうな役割が見えてきました。
それを明確にして、誰の目にも見える『形』にしようと、現在、運営メンバーがそれぞれに検討を進めています。

縁あって触れるようになった、「古楽」と呼ばれる音楽。
この呼び名も、いつか過去のものになる日が来るのかも知れませんが、現時点では「古楽」と呼ばれる音楽、そしてそれにまつわる諸文化を、様々なスタイルで楽しむ機会を創るために。
2016年の新展開に向けて、Kogakulianは再始動中です。

(文責:古楽かふぇ じわ)