かんたん衣裳案内: 男性② ちょっと裕福風

こんにちは!交響詩モンタニャールです。

「かんたん衣装案内」シリーズ2回目は、
質素な村人風も良いけれども、もう少しゴージャスにという方に!!
ちょっと裕福風はいかがでしょうか。
イメージとしては、貴族の屋敷に出入りしているような人たちです。

襟や袖口に、白い布をギャザーさせたヒラヒラを使うのが特徴です。
中でも、エリマキトカゲみたいなタイプCは襞襟(ひだえり)と呼ばれています。
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今回用意するものは、次の通りです。
準備出来るブラウス(シャツ)やジャケット(ベスト)によって、
使うヒラヒラも変わってくるのが特徴です。
・ヒラヒラ(作り方は、次回説明します。)
・白いブラウスまたはシャツ
(カッチリしたワイシャツより、ふわふわしたゆるいもの推奨。)
・ジャケットやベスト
・黒やこげ茶のシンプルなズボン
・白タイツ。(膝まである白いソックスでもよいかも)
・安全ピンなど、ズボンの裾を留めるもの。

さて、作り方です!!

まず、白いシャツを着てみましょう。
こちらの絵のように、ふわっとしたブラウス風で袖口や襟が短いか殆どないものは、
そのまま使うことが出来ます。
デザインによっては、ヒラヒラを付けなくても大丈夫だし、
小さいヒラヒラでも大丈夫そうですね。ジャケットも要らないかも。
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一方、こちらのように、襟も袖もカッチリしたワイシャツの場合は、
現代服の特徴のその部分を、内側に折って隠すか、
大きめのヒラヒラを装着して隠すほうが雰囲気が出そうです。
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では、シャツの上から、ヒラヒラと上着を合わせてみましょう。

このように、上着の襟が首元まである場合には、
首元のヒラヒラも袖口と同じようにAタイプのヒラヒラが合うでしょう。
(上着の絵には袖がありませんが、長そでもOKです。暑いかもしれませんが)
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このようにベストなど上着の第1ボタンが少し下に来るものを着る場合は、
Bタイプの長いヒラヒラで、ゴージャスな雰囲気に出来ますね。
・・・と同時に、現代風の襟もとを隠して目立たなくしてしまいましょう。
ジャケットやシャツの襟の形によっては、Aタイプと組み合わせて襟に使うのも良いかも。
勿論、袖口にはAタイプのヒラヒラを!!
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更には、Cタイプの襞襟(ひだえり)をするという方法もあります。
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では、ズボンはどうしましょうか?

まずは、白タイツを履きまして、
その上から、黒や濃いこげ茶などの無地でシンプルなズボンを履いてみましょう。
そうしたら、裾の丈を座った時に調度膝小僧が隠れるくらいに調整してみましょう。
この膝からから下の足のステップの華麗さで、
ルネサンス時代の男性は女性の心を射止めたとか何とか。(笑)

やり方は、とっても簡単です。

ズボンを履いたらベルトを締めて座りましょう。
内側の裾をほんの少し(幅2cmくらい)摘まんで足の中心に向かって折ります。
そのまま、ちょっとずつ(3~4cmくらい)上に折っていきます。
左右の足の裾が対称になるように作業しましょうね!!
そして、膝小僧まで来たら、OKです。
もし、ダンスの途中で解けてきそうなら、安全ピンなどで留めましょう。
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絵だと、ズボンが出来るに従って足が長くなっているようですが、
そんな効果あったらいいですね☆

 

 

 

今回の、この「ちょっと裕福風」は、コチラのYouTubeを参考にしています。
帽子に羽根をつけてもルネサンスらしくて素敵ですね。
3:45あたりから、イベントの準備中の風景も収録されていて、
ヒラヒラの装着をするところも観られます。

ちょっと裕福とだけあって、村人風より手間が多いですね。
というわけで、第3回の「ヒラヒラの作り方」をお楽しみに!!

Author: 会計 モンタニャール